繰り上げ返済シミュレーター(住宅ローン控除つき)

利息の削減額と、住宅ローン控除の減少額を同時に計算します

繰り上げ返済をすると利息が減ります。同時に年末のローン残高が下がるので、住宅ローン控除も減ります。このツールはその両方を計算して、差引でいくらになるかを出します。

住宅ローン控除は納めた税金から差し引く仕組みなので、もともと控除を使い切れていない人は、控除額が減っても受け取る金額が変わりません。このツールは使い切れているかどうかまで判定するため、計算上の減少額ではなく実際に失う金額が出ます。

給与収入と家族構成から、住宅ローン控除を使い切れるかを概算します。iDeCoや医療費控除がある方は詳細版へ。

住宅ローンの条件

控除を使い切れるかの判定に使う情報

給与以外の所得

青色申告特別控除

事業所得(給与以外の所得)0売上 − 必要経費 − 青色申告特別控除 の額です。

繰り上げ返済の方法

利息の削減

1,455,833

返済が3年6か月早く終わります

住宅ローン控除の減少

179,000

計算上の減少179,000円が、そのまま損失になります

差引

1,276,833

利息の削減から控除の減少を引いた額です

計算の内訳を見る
毎月返済額(当初)105,458
繰上返済しない場合の総利息9,292,515
繰上返済後の総利息7,836,681
控除を使える枠(年)242,000
 うち所得税から144,500
 うち住民税から97,500
控除額(繰上返済なし・13年計)2,658,000
 うち実際に受け取れる額2,658,000
控除額(繰上返済後・13年計)2,479,000
 うち実際に受け取れる額2,479,000
もう一方の方法(返済額軽減型)の差引528,895

控除額 = 年末残高 × 0.7%(100円未満切捨て、借入限度額まで)
使える枠 = 所得税額 + min(所得税の課税総所得金額等 × 5%、97,500円)

給与所得者を前提にした概算です。年収と控除の状況が控除期間中ずっと変わらないものとして計算しています。 繰り上げ返済の手数料、団信の扱い、変動金利の見直しは反映していません。 本ツールは金額の関係を示すもので、繰り上げ返済をすべきかどうかの判断を示すものではありません。

この計算について

住宅ローン控除の額は、次のように計算しています。

  • 控除額 = 年末残高(借入限度額が上限)× 0.7%、100円未満は切捨て(租税特別措置法41条2項)
  • その年に使える枠 = 所得税額 + min(所得税の課税総所得金額等 × 5%、97,500円)
  • 控除額が使える枠を超える部分は、受け取れません(翌年に繰り越すこともできません)

住民税からの控除の上限(課税総所得金額等の5%・最高97,500円)は、令和8年度税制改正の大綱によります。 税額の計算はふるさと納税の控除上限額シミュレーターと同じものを使っており、総務省の目安表と突き合わせて検証しています。

反映している税制

令和8年分の所得税と、令和9年度の個人住民税で計算しています。 令和8年度税制改正による次の引上げを反映済みです(令和8年分以後の所得税に適用)。

  • 所得税の基礎控除 … 本則62万円。合計所得489万円以下は104万円、489万円超655万円以下は67万円(加算後)
  • 給与所得控除の最低保障額 … 65万円から74万円(69万円への引上げ+令和8年・9年の特例5万円)
  • 扶養親族・同一生計配偶者の所得要件 … 合計所得62万円以下
  • 個人住民税の基礎控除 … 43万円のまま(引上げなし)

償還期間10年以上の要件

期間短縮型で返済期間を大きく縮めると、住宅ローン控除の「償還期間10年以上」という要件を満たさなくなることがあります。 国税庁の質疑応答事例によれば、判定するのは残りの期間ではなく、最初に償還した月から、短くなった償還期間の最終の償還月までの期間です。 この期間が10年未満になると、該当しなくなった年以後は控除を受けられません。ツールはこの判定も行い、該当する場合は警告を出します。

反映していないもの

  • 繰り上げ返済の手数料
  • 変動金利の見直し(金利は期間中一定として計算します)
  • 年収や家族構成の将来の変化(控除期間中ずっと同じものとして計算します)
  • 年金受給者(公的年金等控除を計算していません)
  • 個人事業主の方は「給与以外の所得」に売上と必要経費を入れたうえで、詳細版で社会保険料の実額を入力してください(簡易版は社会保険料を給与収入の15%と置くため、控除を使える枠が過大に出ます)
  • ボーナス返済

本ツールは金額の関係を示すもので、繰り上げ返済をすべきかどうかの判断を示すものではありません。手元資金をどれだけ残すかなど、金額以外の要素もあわせてご検討ください。